

尋常性乾癬...聞きなれない病気ですが、近年増えています。
- 日本人には少ないですが、欧米人には多く、街中で日光浴をしている外国の風景を見ますが、乾癬の日光浴治療を行っているのです。
- 白人に多く、黒人に少ないです。日本人には近頃増えてきています。
- 癌ではありませんが、一旦発症すると、難治です。何十年も続いている人は沢山います。
- 出来て間がない人は、この病気のことが分かり難くく、病気不安になります。
- 原因は、遺伝という学者もいれば、そうではないという人もいます。
- 糖代謝異常、脂肪代謝異常、蛋白異常、ホルモン異常だという学者もいますが、そうではないという学者もいます。
- 最近の流れとしては、免疫過剰反応による病気と考えるのが主流のようです。
- 患者さんから乾癬を見たら、つかみ所のない病気ですね。
- かといって、人に伝染することはなく、寿命が短くなるわけでもありません。
- よいお薬は、副作用が強いことが多く、皮膚科専門医でないと無理でしょう。
- 上手に使えば、日常生活は快適とないます。
- 心身医学的に言いますと、慢性関節性リウマチの方同様、夫婦間に、恋愛感情が少なかった人によく見るようです。
- 最近若い人にも見ます。学生の時に出て、恋愛中は消えて、子供が生まれると、また再発する人を見ます。恋愛感情と病気の状態との間に相関があるのでしょうか。皆の人が、そうだというわけではありません。このことは、まだ、今後の研究を待たなければなりません。
このページのトップへ戻る
脂漏性湿疹...頭に出来たら、フケ症です。鼻の横が赤くなります。
- 主に、季節の変わり目、春と秋に出てきます。
- 頭に出来たら、フケです。顔・胸・背中・脇の下・下の方にも出来ます。下の方は少ないです。
- この病気の人は、鼻の横が赤い人が多いです。皮脂の多いことを意味します。
- 患者さんは、「カサカサして、乾燥している」といわれます。
- でも、多いんです。「アップルパイのパイ皮」と同じで、表面はカサカサだけど、中に脂が染み込んでいると、いう訳です。
- その皮脂が、皮膚表面の常在菌のカビによって、分解され、その産物にカブレるわけです。
- ですから、よく洗って、内服外用の治療もします。
- 治りが良いようです。
- シャンプーはフケ取りシャンプーが良いと思います。メリット・オクトシャンプーなど何でもいいです。
- 最近は、常在菌に効く薬用シャンプーもあります。一度試す価値ありです。
- 以上不潔から来るものではなく、体質です。
- 長風呂をし、ピーリング洗顔をし、早寝早起きです。
- からすの行水は、ダメです。からすの行水を男の美徳と思っている人に多いです。
- 脂漏性湿疹の人は、手入れの仕方によっては、ツルツルとした美肌になるんですがね。
- まあ、前述のようなことがだんだんと分かってきました。治りやすい病気となってきました。
このページのトップへ戻る
主婦湿疹...主婦の方やその年齢の人で、手に出来た皮膚病を言います。
- 最近は、高齢の男性の方にも見ます。細君が病気で台所に立たれるからです。
- ということは、水扱いが多いことが原因です。
- それに、冷え症ときたら、さらに出来やすいです。
- さらにさらに、トイレで毎回石鹸で手を洗う人は、悪くなり易いです。
- そのような方は、台所洗剤のしぼり出しも多いからです。皮脂がなくなってしまいます。
- トイレでは水洗いだけで結構です。東京都の調査で結果か出ております。
- 自動食器洗浄機を入れることも考える必要もあります。
- まずは皮膚科専門医を受診ください。
このページのトップへ戻る
円形脱毛症...我慢忍耐自己犠牲出来る人に出来やすいようですよ。
- 主に、ストレスから来ます。が、ストレスの感じ方が少し違いますので、少し説明が必要です。
- ほかに、内臓から来ることもありますが、少ないようです。甲状腺疾患とか。
- アトピーがある人や生え際が脱毛している人は治りにくいです。
- 病気の原因には、いろんな説ありますから、他のホームページもご覧になったほうが良いと思います。
- 牧野皮膚科で、よく見るタイプは、次のような患者さんです。
- 円形脱毛症はそこに行く血管が細るから、毛の細胞が細胞分裂できなくて抜ける。
- 皮膚は少しの血液で生き残れるから、脱毛するが、皮膚は死なない。
- 血管を広げたり、細らせているのは、自律神経です。自律神経の失調が起きているわけです。
- また、自律神経には免疫作用もありまして、リンパ球を使って、毛母を破壊することもします。
- 自律神経のセンターは、脳のど真ん中、視床下部にあります。
- そこにストレスという妨害電流が流れます。人間の体は、化学物質と電気の流れで動いております。
- ストレスが起きて、電気の流れが、自律神経に来るのです。そこで失調するわけです。
- 精神活動は、前頭前野で行われます。そこにはストレス電流が流れないので、心は痛みません。
- そこで、悩みがないわけではないけど、そんなに悩んでないと自覚されるわけです。
- このような方は、ストレスの自覚症状は、「嫌だなぁ、仕方がない諦めるより他はない」と思っています。それがストレスです。
- そんなストレスエピソードが発症前に多いようです。
- ではどうしたらよいのか?
- まずは皮膚科専門医を受診ください。
このページのトップへ戻る



Makino
Skin
Clinic